こんばんは a.sugiwaka さん
AVAST Software社の者ではありませんが、本社には日本人スタッフがいないようなので、とりあえず私から。
Avast社としてソフトが最新の状態としているのは、これら2つが
更新されている状態ということでよいのでしょうか?
基本的にその認識でよいと思います。
「エンジン及びウイルスの定義」のみ更新しておけば問題ないと
いわれる人もいます。
これに関してですが、検出の基盤となるエンジン部分についてはウイルス定義とともに更新されているので、その部分に関しては、プログラムバージョンによらず性能は変わらないようです。
(※技術的な話をすると、定義ファイル≒エンジンにもバージョンが3つあり、v4.8系統まで使われていたVPS4、v5~v8まで使われていたVPS5、v2014以降で使われているVPS9の3つあります。それぞれ、ヒューリスティック/コードエミュレーション機能([Heur] や Sf: 定義)の有無、ディープスクリーン機能や新型クラウド機能(Dyna: および Dynasql: 、FileRepMalware 等の定義)の有無で分かれています。)
ただ、エンジンではなくプログラム本体の機能に依存して検出を行っている部分があり、こちらの性能に関してはバージョン間による差異が出ているとの結果もあります。
https://blog.avast.com/2015/05/06/support-for-older-avast-windows-consumer-version-will-end/特に、ディープスクリーン機能に関しては、バージョン間の性能差が大きいようです。
また、旧バージョンに対しても定義ファイルの更新は継続するものの、バージョン8以前に関しては技術サポートを打ち切るとの通知も出ています。
これらの結果を考えると、特にバージョン2014のリリース以降、最新バージョン以外の製品を使用した場合、額面通りの性能は得られないと考えるのが妥当でしょう。